「西荻窪の空と、僕と私たちの世界」第1号 

2013年9月某日

(田中から山﨑先生へ)

 山﨑先生、そしてみなさん、

 こんにちは。

 この往復書簡プロジェクトの記念すべき第1通目の筆を執って、喜びと期待のあまり、ぷるぷる震えている田中です。

 さっそくですが、「共振現象」ってご存知ですか? 物体Aがあり、Aに備わっている振動数(固有振動数)と同じ振動数でぷるぷるする力Bを外から加えると、振動が引き起こされるという現象です。極端な例として知られているのは、1940年アメリカのワシントン州で起こったタコマナローズ橋の崩落です。橋に備わる固有振動数と橋に吹きつける風の振動数が偶然一致してしまったために、振動が異常に増幅され、一個の大きな吊り橋がぐわんぐわん揺さぶられ、ついには崩壊してしまったのです(「共振現象」の詳細は理科の先生に聞いてみてね。タコマナローズ橋崩落の瞬間はインターネットで見られます)。

 さて、私はどうして共振現象なんて話を最初に持ってきたのでしょうか。みなさん自身で考えてみてくださいね。

 残り数行だけど、今日のメインテーマはこちら↓

 どうして私たちは、自分の不利益になるようなことを自ら進んでするのでしょうか? あとで困るとわかっているのに課題をやらなかったり、わざと体を壊すようなことをしたり、みなさんも身に覚えがあると思うのですが…… 山﨑先生、教えてください。