1日目

2019年4月25日 19:00 @関西国際空港

10連休らしい。いつからいつまでのことなのかは分からない。僕は今日からハワイに発つ。日本に帰るころには元号が変わっているらしい。「元号が変わったので、そのパスポートは使用できません」とか言われたらどうしよう。「ターミナル」のビクター・ナボルスキーみたいになるのかな。それはそれでちょっと楽しみだ。

今回の旅のお供は、橋本治『「わからない」という方法』(集英社新書)、赤坂憲雄『象徴天皇という物語』(岩波現代文庫)、それとThe New York Times Best-Selling Seriesの “What Is Rock and Roll?”の3冊。どれもまだはじめの数ページも読んでいないのだから、今回の旅で全て読み終えるということはなさそうである。わからないけど。たぶんゆっくり本を読む時間はあまりないのかもしれない。

というより、今回の旅では「読む」よりも「書く」を優先させようと思っている。書くという行為によってしか働かない部分というのが脳にはきっとあるのだと思うけど、そこが詰まっている。本当に頭の中のその一部分だけが完全に詰まってしまっていて、そのせいで思考の視野が狭まってしまっているような感覚。いや、これはもう思考すらできていないんじゃないか。言葉が上っ面で滑っている。思考を通さない言葉のコピペ。やべえ。やべえぞい、これは。

てなわけで、今回の旅では旅行記を書くことにした。本当のことを書くとは限らないし、知らない人が読んでおもしろいかどうかも定かではない。これは僕の脳を治療するための、一種の自己医療行為であるのだから、そもそもおもしろさを期待されている方には「いや、そういうんじゃないんで」と先に言っておく。ただ、書いている自分自身はといえば、とても楽しんでいる。ちょっとだけニヤッとしている。ふふふ。